屋根工事

雨風から建物を守ってくれている屋根は、最も高いところに位置し、そして傷みやすいところ。
劣化した屋根材をそのまま放置しておくと、次第に防水機能が低下して腐食してしまいます。

環境や屋根材よって多少前後するものの、約10年に1度は屋根の点検工事を行いましょう。

■葺き替え工事とは?

葺き替え工事とは、既存の屋根材を全て取り払って、瓦やカラーベストなどの新しい屋根材と取り替える工事のこと。
下地部分からごっそり取り除くため、傷みが深刻な場合でも、新築同様の耐久性が甦ります。
築年数が長いといった建物や、補修工事をしても雨漏りが起きているとお悩みをお持ちの方は、葺き替え工事がオススメです。

各屋根材の寿命
建物の立地環境やメンテナンスの頻度にもよりますが、一般的に屋根材の寿命は下記に掲載されている年数と言われています。
屋根はお客様の暮らしを守る大切な部分なので、特に築年数が長い建物の場合は、ぜひ葺き替え工事をご検討ください。

○瓦屋根:25~30年
○スレート屋根:20~25年
○板金屋根:15~20年
○銅板屋根:30年程度

▼屋根材の種類と特徴

○スレート
瓦より軽くできており、且つ金属屋根材よりも安価なため、近年広く普及しています。
カラーバリエーションも豊富です。
ですが、塗装工事などこまめなメンテナンスが必要とされます。

○瓦
陶器瓦・いぶし瓦などの伝統的な瓦は非常に耐久性が良く、台風などで割れたりしない限りは数十年と持つと言われています。
ですが、瓦と瓦の接着に用いられる漆喰は、時間と共に劣化していくため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、表面を塗料で着色しているセメント瓦にも、定期的な塗り替えが必要です。

○金属屋根
耐久性が優れており、そして軽くて地震に強いため、カバー工事で上に取り付ける屋根材として、よく取り入れられています。
鋼板・アルミ・ステンレス・ガルバリウム鋼板など、種類は多種多様。
経年と共に錆びていきますので、約7~10年で、塗り替えもしくは葺き替え工事を行う必要があります。

 

■雨樋や板金もお任せ

屋根の軒先や外壁づたいに設置されている雨樋は、雨水を地上に排水させる重要な役割を担っています。
雨樋の寿命は、一般的に約10~15年と言われています。

経年劣化により、正常に機能を果たせないと、外壁や建物の土台部分が直接雨水に打たれることになり、雨漏りやカビを発生させてしまいます。
このような大きなトラブルとなる前に、点検・メンテナンスを行いましょう。

板金は、主にスレート系の屋根材同士をつなぎ留めるのに使われている薄い金属板のことを言います。
屋根同士の接合部をカバーし、雨水の浸入を防いでくれます。
板金は最も高い位置にあるため、突風で浮いたり剥がれたりしやすく、台風後などは特に注意が必要が、最近では強力に固定できて、且つ劣化しにくい製品があります、建物の状況に合わせてご提案します。

 

■工場やアパートなどに採用されているトタン屋根

トタンはとても加工性が良く、屋根材以外にも外壁材として使われています。
今でも多くの建物で使われ続けています。

トタンを使った屋根は、一般的にトタンと垂木と呼ばれる木でできた棒と組み合わせてつくられており、垂木はトタン屋根に強度を持たせることができ、瓦棒屋根とも呼ばれています。

また、トタン屋根は継ぎ目が少ないため良品だと雨漏りしにくく、さらに勾配も緩やかにできるため工事がしやすいということで、工場やアパートなどの屋根材としても採用されています。

 

■シングル屋根とカラーベスト

○シングル屋根
シングル屋根は、洗練された意匠性と優れた機能性があります。
そして、軽量で加工しやすい、という特徴を持っています。
また、元が防水紙なのでとても柔らかく、他の屋根材で見られるようなサビやひび割れといったトラブルが無いのも魅力です。

▼シングル屋根のメリット
・防水性に優れている
・防音性が高いので騒音などが、あまり気にならない
・施工性に優れている
・軽量で耐震性もお任せ
・比較的安価

○カラーベスト
カラーベストとは、平型化粧スレートのことを言い、屋根材の一種です。
セメントやケイ石を原料として、繊維質で補強の後に形成されます。
また、屋根材の表面には塗装を施しますので、お好みのカラーで仕上げることができます。

▼カラーベストの特徴
・軽量で耐震性に優れている
・豊富な種類とカラー

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